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クイックリリースと1点スリング可変の2点スリング用多目的付加部品

シンプルな作りのため軽量でハンドル操作により長さを調節することが出来る2点スリングですが、これにクイックリリース機能と1点スリングへの可変機能を付加する後付け部品が完成しました。

クイックリリース機能は、被筒部先端付近にアダプターを取り付けるタイプと床尾にアダプターを取り付けるタイプとの二つの案がありましたが、2点スリングの特徴の一つである調整長を長さ維持するために早い段階から床尾にアダプターを取り付ける方針で試作していました。

また、試作段階で1点スリングへ可変する機能を取り入れることも案として持ち上がり、今ある2点スリングの構造を活かしつつ、軽量さを維持する構造を取り入れる方針でDリングを使用したシンプルな1点スリング可変構造になりました。

以下、2点スリング用多目的付加部品の機能紹介や取付け要領をご紹介していきます。

 

1、2点スリング用多目的付加部品の機能

クイックリリース

床尾アダプターのバックルを外すことで、スリングを肩から外すことが出来ます。

肩やアダプターへの負担を軽減するために、バックルが斜めに可動出来るようになっています。

取付け位置選択可能な床尾アダプター

銃が体の前側で取り回しやすくする床尾の一番細くなった握把よりへの取付けと、銃を背中に回した時に床尾が体の外側に飛び出し難く作業がしやすくなる床尾の床尾板よりへの取付けと、場合に合わせて選択することが出来ます。

1点スリングへの可変

2点スリングの後尾端末側に2個あるトリグライドでDリングを挟み込むことで、2点スリング先端のHKフックを掛ける部分を作ります。

床尾アダプターを床尾の握把よりに取り付けることで、1点スリングとしての使用時に銃の取り回しがしやすくなります。

 

2、2点スリング用多目的付加部品の取付け要領

2点スリングの準備

①2点スリングの後端側にバックルのメスを通します。

②2点スリング後端の2個あるトリグライドの間に、ウェビングで挟むようにDリングを通します。

③2個のトリグライドでDリングが動かないように固定します。この時、1点スリングにしたとき銃の取り回しがしやすい長さになるようにDリングの位置を調節します。

 

床尾アダプターの取付け

握把よりに取付ける場合

①床尾アダプターに上から、トリグライド、バックル、トリグライド、エラスティックバンドの順に並べます。

 

②床尾アダプターの可動しないトリグライドを床尾の上に当て、バックルが銃の左側になるように回します。

③回したアダプターの先端を床尾の上に当てたトリグライドに通し、折り返してトリグライドに通します。

④折り返したアダプターの先端をエラスティックバンド、可動するトリグライドの順に通し、可動するトリグライドに通さずに折り返します。

⑤アダプター先端の端末をエラスティックバンドに固定して、取付け終わりです。

 

床尾板よりに取り付ける場合

①床尾アダプターに上から、トリグライド、バックル、床尾板固定具(トリグライド無)、エラスティックバンド、床尾板固定具(トリグライド有)、トリグライドの順に並べます。

②床尾アダプターの稼働しないトリグライドを床尾の上に当て、バックルが左側になるように回します。この時、床尾アダプターが床尾負い紐環の握把側の脇に沿って回します。

③回した床尾アダプターの先端を床尾の上に当てたトリグライドに締まるように通した後、床尾アダプターを握把よりに動かし床尾アダプターと床尾との間に空間を作ります。

④床尾アダプターの先端を折り返し可動しないトリグライドに通してから、可動するトリグライドに通します。

⑤床尾アダプターを再び床尾板方向へ動かし、床尾板固定具(トリグライド無)の先端を床尾負い紐環の中に通して床尾板に回し、床尾板固定具(トリグライド有)に通して締めるように固定します。

エラスティックバンドは使用しません。

 

1点スリングとして使用する場合の取付けと調整

①床尾アダプターを握把よりに取付けます。

②床尾アダプターに2点スリングのバックルを接続し、HKフックを体の右肩上から左脇下に回して体の前でDリングにかけます。

③銃を体の後ろに回し、2点スリングのハンドル調整でスリングの長さが丁度いいように調節し、銃を体の前に戻します。

 

現在、2点スリングの付加部品は他にも開発中です。

今後とも宜しくお願い致します。