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製品で振り返る1年

今年も残すところあと僅かとなりました。
この1年で、非日常的な極限状態での行動を要求されるユーザーの皆様のより多様なお悩みにお応えするべく製品展開をさらに増やすことが出来ましたが、これもユーザーの皆様からご意見やオーダーなどのお力添えいただくことが出来たためと考えております。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

さて今回は、この1年で増えました製品を一部になりますが取り上げて再度ご紹介することで、ユーザーの皆様と歩ませていただきましたこの1年を振り返っていきます。

1、ユーティリティーポーチ1型

ユーティリティーポーチ1型は、弾帯などで腰に取り付けたりバッグを増量したりして、小型の装備品や拾得物、筆記具等の他、水分や食料等、携行する物の幅を広げ、量を増やすことが出来るようにするポーチとして作られました。

ポーチとしては大きい容量を持たせるためにポーチのマチを広く取りましたが、マチが広いと、開いた口を閉める際に形状を整えながら閉めないとファスナーが引っ掛かることがあります。その引掛りを少なくし、片手でポーチのファスナーを閉められるようにする設計に最も時間がかかったポーチです。

2、2点スリング用多目的付加部品

「2点スリング用多目的付加部品」は、「2点スリング」にクイックリリース機能を持たせる製品を作ることから設計が始まりました。

2点スリングの特徴である調節長の長さを短くすることなくクイックリリース機能を付加すること、既存の2点スリングに追加する部品にすることの2点を考慮しながらの開発でした。そのため床尾側にアダプタを取り付ける設計になりました。

その後さらに、背負った際に小銃が安定する床尾板寄りの位置と、小銃を取り回しやすい握把寄りの位置とで、床尾側のスリング取付け位置が選択出来るようにすること、1点スリングとしても使えることという機能性を持たせることになりました。

その後、2点スリングの付加部品には「閉所戦闘用付加部品」「ライトホルダー用付加部品」との2製品を加えて三兄弟の製品展開となりました。

3、GPSポーチ/GPSポーチB

始め「GPSポーチ」は、GPSをショルダーストラップなどに取り付けるための製品として開発されました。

GPSを常時露出させないようにGPSを覆うような設計にしながら、軽易にGPSのディスプレイを確認できる仕様が必要でした。

その後、ポーチのフラップに必要なメモを確認しやすいようにするご相談をいただき、防水ペーパーを挿入できるスリットが追加されました。

4、パッチ

パッチは、日本ならではの特徴を取り入れたり縁起の良い物を取り入れたりするデザインを基本にしています。

「FROG OUT!!」は、以前からカエルさんをデザインしようと思案していた所、タピオカドリンクが流行っておりマルメタピオカカエルというカエルさんがいると知り、そのビジュアルからイメージが湧いたのが直接の発端でした。カエルのデザインには日本語の「無事に帰る」という同音を掛け合わせています。「FROG」と「FLAG」を掛けたデザインにもなっています。

「安全」も同様に、「ご安全に」と「Go and then knee」を掛けたデザインです。

5、ユーティリティーポーチ1型(中)

「ユーティリティーポーチ1型(中)」は、腰より上のアクセスの良い場所へ取り付けやすく、大きさの小さい物の収納と取り出しやすいポーチとして作られました。

開口部を深く側面に取付けることで、脇に取り付けても横から手を入れやすいようにしています。そのため、内部に面ファスナーに後付けのペンホルダーなどを任意の方向に貼付出来る設計になっています。

なおペンホルダーには、1つの製品で青・赤・緑を最低限させるように3本の挿し口になっています。

6、背のう1型B

「背のう1型B」は、「背のう1型」の基本となる機能はそのままにしながら、ユーザーの皆様からいただいたカスタムオーダーや使用したご感想からわかった改善点を集成した発展型です。

正面及び側面のポーチを排するなどしてよりシンプルな形状にし、MOLLEを配することで発展性を持たせる仕様になっています。その他、耐久性などにも見直しを図った型です。

 

これまでご紹介しました製品は、ユーザーの皆様のご意見やオーダーがあったからこそ生み出されました。重ねてになりますが、ユーザーの皆様には平素よりお世話になっておりますことお礼申し上げます。

今年は一か月を切りましたが、引き続きよろしくお願いいたします。